※当記事は移行前のYahoo!ブログにて掲載した内容を改めて編集したモノです

先日に「ひかりTV」のなかをウロウロ散策していたら、太川陽介さんと蛭子能収さんの懐かしい『ローカル路線バスの旅』を見つけまして…つい魅入ってしまいましたね。私自身が田舎出身ですので身を以て経験していますが、田舎と言えばこと利便性について至らぬ部分があることは事実です。今回はかつて私が遭遇した“とある田舎のバッテリー上がり”の思い出を語ることにしますね♪




日常的に車を利用する上で最大の凡ミスと言えば…

各種ライト消し忘れによるエンジン始動不可現象=「バッテリー上がり」!!

“バッテリー上がり”は、車載バッテリーの起電力が大幅に低下することでエンジン始動時にセルモーターを回すことが不可能となる状態のこと。簡単に言えば「車の電池切れ」ですね、はい(笑)

車はエンジンにより発電した電気エネルギーを車載バッテリーに充電しますが、同時にエンジンを始動するためにはある程度の起電力が必要です。その始動時の起電力は車載バッテリーから供給を受ける仕組みが取られています。

“バッテリー上がり”状態では、車載バッテリーの起電力が極端に低下したことで事実上エンジンを始動することができないんですよね。「それなら充電すれば…」とも思いますが、車載バッテリーの起電力を回復するためにはエンジンを始動させる必要がある。


ま、ぶっちゃけ“八方塞がり”の完全お手上げ状態に陥るわけですよ、ええ(汗)

とはいえ。

基本的に“バッテリー上がり”の場合は“お裾分け”を頂ければ回復できる!!

結局のところ起電力不足でエンジンが始動できないことが原因ですから、何らかの方法でエンジンを強制的に始動させることができれば解決する問題です。その方法の1つが…

ジャンピングスタート:他車から電気を分けて貰いエンジンを始動させること

車載バッテリー連結用のブースターケーブルを用いて自車と他車を接続し、一時的に起電力を“お裾分け”して貰うことでセルモーターを回す一番シンプルな方法ですね。

ライトの消し忘れなど大抵の凡ミス要因であれば、この方法で簡単に復旧させることができる。何せセルモーターが回りエンジンが始動すれば、あとはアクセルを踏み込んで車載バッテリーを充電すればすべて解決。それも周辺にはワンサカ車があり、ガソリンスタンドやJAFなどのサポートも手厚い首都圏であれば尚更ですよ、ホントに。




そんな“バッテリー上がり”ですけれども、基本的には発生しても恐がる必要はない。ただ…

もし周辺に車もガソリンスタンドも無く、そしてJAFすら頼れない状況ならどうする?

「そんなことそうそうないでしょ!?」なんて思えるかも知れませんが、私はその最悪の状況をかつて自身の故郷・九州のド田舎で経験しているんですよ、ええ。

それは数年ほど前に親戚とともにレンタカーで九州を縦断していた時のこと。

とある田園地帯のど真ん中で休憩を取っていた際に突如として車のバッテリーが上がったんですよね。エンジンを切った状態でカーステレオ&クーラー全開という自殺行為の末のトラブルですから同情の余地はないんですけれども、「あ、止まっちゃったね…」で済む問題でもない。

取り敢えずレンタカー店に電話をして状況を説明すると・・・

親戚「(カクカクジカジカ)」
お店「なるほど。ただ私共では対応しかねますので…JAFをお呼び下さい」
親戚「分かりました(そりゃ200km以上も離れてるから仕方がない)


結果的には予想通りの反応。レンタカー店に200km以上離れた場所のバッテリー上がりに対処させるのは無理なお話ですよ。ゆえに指示通りに我らのJAFに電話したわけですが・・・

親戚「(カクカクジカジカ)」
JAF「申し訳ありません。今日お休みでして・・・」
親戚「え?JAFにお休みあるの??」
JAF「自力で何とかして下さい。」
親戚「・・・マジで?」


今でも信じられないんですけれども、九州内陸部はロードサービスが弱いのか、JAFに“お休み”があるんだとか。普通に24時間対応だと思っていましたので寝耳に水でしたね。ま、私が電話に出ていたわけではないのでホントに“お休み”だったかどうかは定かではありませんが、少なくとも“現地に行くことはできない”旨の回答だったことは間違いないようです、はい。

周辺に車もない、ガソリンスタンドも無い、JAFも来ない…まさに四面楚歌と言わんばかりの状況。

最終的には当時は近所の人の案内を受けて10km先のガソスタまで救援を求めに行き事なきを得たことを覚えています。いや〜あの時ほどガチ疾走したことも人生で2〜3度あったかどうか…ホントに北海道じゃなくてマジで良かったよ、うん(T ^ T)

そんな利便性に難がある田舎でも、やはり九州のド田舎出身の私から見れば凄い心地の良い空間。少なくとも都会よりはずっと穏やかに暮らせることは間違いないですね。それでは♪